生きていることの辛さや違和感、
なぜこうなってしまうのだろう、うまくいかないことで頭が一杯になる。
頑張って頑張ってここまで来たけれど、報われていない。
家族や社会の期待に応えようと、気づけば自分を見失っていた・・・
イライラや、自己嫌悪、孤独感。
頑張るほどに、どんどん苦しくなるループに、心も体も疲れ果ててしまう。
そんなふうに感じているあなたに、お伝えしたいことがあります。
「あなたの人生のハンドルは、今、誰が握っていますか?」
少し立ち止まって、自分の本当の気持ちに耳を傾けてみませんか。
今進んでいる道や、進もうとしている道は、
知らず知らずに身につけた、子どもの頃からの価値観によって、
いつものあなたのmapに自動入力されているかのようになっているかもしれません。
あるいは、何かによって心がダメージを受けたトラウマの影響から、
心や体がたえず何かに反応し、思うようにコントロールできずにいるのかもしれません。
頑張って外の世界に合わせてきたけれど、
自分の心や身体がずっと置き去りになり続けているのかもしれません。

自分自身と丁寧に向き合い、自分のことを理解し、それを認めていくほどに、
不要なものは手放すことができます。
そして、本当に自分が必要としているものや自分にとって心地よいあり方に、
自然と向かっていけるようになります。
この記事では、あなたが「わたし自身の人生」をもう一度生きるために必要な
3つのステップをお伝えします。
人生のハンドルを握るための3ステップ
自分の状態について気づくこと
私たちは、ときに、あまりにも大変な現実をなんとかこなすために頑張りすぎて、
自分が今どんな状態にあるのかにすら、気づけなくなることがあります。
本のいろんな知識、ネット上の情報などをたくさん知ることはできます。
実際に、カウンセリングに来られる多くの方々は、
さまざまなネット検索をされて、自分はこうなんじゃないか、ああなんじゃないか、
など考えた末に辿り着かれる方がほとんどです。
けれども、頭でいくら考えても答えが見つからないのは、
そもそも、自分で自分を理解するというのは、誰にとっても難しいことであるうえに、
自分を見つめるためのレンズが曇ってしまっているからかもしれません。
だからこそ、そんなときの一つの選択として、カウンセリング・心理セラピーは、とても有効な方法です。
カウンセリングでは、
何が引き金になって、心や体の不調や感情が動いているのか
どんなふうに心身が反応しているかのパターン
などについて、まるで動画をコマ送りするかのように、
一緒に丁寧にみていきます。
「イライラしてしまう瞬間」や、「なぜか落ち込んでしまう出来事」の背景には、
自分でも気づいていないパターンや感情が隠れていることがあります。
自分の状態に気づけるようになる、これが大きな一歩になります。
安心の土台を身体に作り上げる
私たちは「安心している感覚」があってこそ、はじめて変わることができます。
現代社会では、成果や競争が重視されがちです。
そんな中で、安心感を持たずに日常を過ごしていると、
まるで”丸腰の兵士”のように、
心は緊張状態になり、空回りしてしまいます。
そして、そのストレスは、やがて身体にも影響を及ぼします。
そして、人と関わるときに、心の土台に安心がなければ、
「どう思われてるだろう」と思考がぐるぐる止まらなくなったり、
不安やネガティブな感情に押しつぶされそうになることもあります。
安心感とは、言葉を超えたところでの、
暖かく包まれている感覚
満たされた感覚
誰かと繋がっているという感覚
そこにいていいという感覚
そんな内側から感じられる、身体が覚えている感覚でもあります。
育った環境やトラウマなどによって、この安心の感覚が見失われていることがあります。

セッションでは、あなたに合ったやり方で、
例えば、時には、あえて雑談をしたり、呼吸に寄り添ってみたり、
そんなわずかな体験から、あなたにとっての安心の種を一緒に見つけて育てていきます。
自分をケアする力を取り戻す
この2ステップを丁寧に、繰り返し積み重ねていくと、
自然とセルフケアができる力が育っていきます。
そして、イライラしても、落ち込んでも、
そんな自分を責めるのではなく、
「今は、こんなふうに感じているんだ」と、
振り回されず、優しく包み込んでいけるようになっていきます。
特に生きづらさがある場合、
たいてい、心身が不快感の中にあるのが、「当たり前」になっていることが多いです。
でも、そこに気付けるようになると、自分にとって本当に必要な選択できるようになります。
例えば、身体は「左に行きたい」と感じているのに、
頭では「右へ行かなくちゃ」と思っているとき
「本当にどっちが自分に合っているんだろう?」
「左に行くなら、こんな工夫をしてみよう」
「右を選ぶなら、こうしてみたらどうかな」
そんなふうに、自分の感覚に耳をすませながら、選び直していく感覚です。
そうすると、心と身体の良い循環が始まります。
自分の軸や、ここで今生きている私に、地に足をつけられる感覚が出てきたり、
私らしい新しい物語に向かって、進む準備をはじめることができます。
そんなふうになれば、きっと、いつのまにか自分で人生のハンドルを握っている確かな手応えが
感じられ始めるでしょう。

この記事を読みながら、何か心が反応していたら、そっと耳を傾けてみてください。
そして、「もしかしたら、わたしのことかもしれない」と感じられた方へ。
カウンセリングは、一気に人生を変える魔法ではありませんが、
確かな変化へとつながっていくプロセスです。
一人ではもうこれ以上進めない、変われない、
そんなあなたにゆっくり寄り添っていきます。
いつでもお待ちしています。